こんにちは、takuです。
転職活動というのは基本的につらくきついものだと思っています。
応募しては断られ。面接ではきつく詰められ。結果的に断られ。
近くに励ましてくれるような家族や友人がいればそれを励みに頑張れるかもしれませんが、時には心が折れそうなこともあると思います。
そんな転職活動ですが、私自身思わぬ経験をしました。
それは現在の会社で"営業職"として働いていく背中を押してもらうような出来事でした。
私の転職活動体験まとめてあります↓↓
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金融から不動産への転職活動記録まとめ
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私は新卒時代就職活動というものをほとんど経験していません。
自慢ではありません。
ただ公務員を目指していたので、一般企業の選考にあまり応募しなかっただけです。
転職活動は基本的に己との戦いだと思います。
転職を決めるのも自分、行動するかしないか決めるのも自分、行動した結果思うようにいかない理由も自分。
転職活動というのは楽しいことなど一切なく、採用通知が出た時以外はつらいことの連続だと思っていました。
そんな転職活動中、"金融事務"の求人を見つけました。
当時は漠然と「事務職で働きたいなー」なんて思っていました。
金融業界で働く気などさらさらありませんでしたが、名の知れた会社でしたし事務職ならありかも!?となぜかその時は思い、応募することにしました。
すると書類選考通過の連絡が。
面接の日程も決まり、面接に向けていろいろ準備を進めていましたが、求人情報を読むと色々気になることがあったので、
本腰入れるというよりは"色々確認してみよう"そんな気持ちで面接に向かいました。
面接は私一人と企業側は社長と部長。
とても和やかな雰囲気で始まりました。
面接というよりは"会話"という感じで、淡々と進んでいきました。
話していると、私の能力を買ってくれているような様子が伺えてとても嬉しくなりました。
このまま内定もらえるんじゃない?
そう思っていた矢先に
「実は今うちで募集しているのは、簡単な事務をやってくれる派遣さんみたいな人で、君みたいな将来家族を持ったりして収入を増やしていくような人は今回の採用では予算的に厳しいんだ。」
この時企業側の採用事情が少し知れたと同時に、ちょっとだけ
「書類選考の時に察してよ、、」
と思っちゃいました(笑)
ただ、やっぱり自分のことを褒めてくれたりしたのはとても嬉しくて、面接に行けてよかったとは思いました。
その面接の中で、私が事務職で探しているという話をした時に親身に話を聞いてくれました。
私は営業というものに苦手意識と良い印象がない、そんな話をしました。
すると部長さんが自分の話をしてくれました。
「君は見た目は営業マンぽいけど、落ち着いててガツガツしている印象はない。私もどちらかというと同じようなタイプだが、ずっと営業として働いてきた。営業というのはただガツガツ商品を売るだけじゃない。それぞれのやり方がある。私もそうやって工夫しながら営業を続けてきた。君は君のやり方でやれればいいと思う。その年齢で能力もあるのにバックオフィスになるのはもったいないと私は思う。」
ざっくりこんな感じで話してくれました。
営業職の方からしたら「いや何当たり前のこと言ってんだ」と思うかもしれませんが、
転職や働き方というものを誰かに相談したりしてこなかった私にとっては真剣に自分の話を聞いてもらって、アドバイスをしてもらえたことはとても貴重なものでした。
ツッコミどころはあるでしょうが、そこは置いておいて、
とにかくその時に「俺は俺らしく働けばいいのか」と思うと、どんな職種だろうがやっていけそうな気持ちになりました。
そしてそんなこんなで結局後日不採用の知らせが届きました。
まぁ求める人材ではないことからも当然の結果だと思っていました。
そして、並行して受けていた現在の会社に営業職として入社するのでした。
と、話はここで終わりそうな雰囲気ですが、これには続きがありました。
現在の会社で働き出して1ヶ月ほど経った頃に、とつぜん知らない番号からメッセージが入りました。
見てみると、前に受けた金融会社の社長さん。
内容は
「事情が変わって男性の事務職を育てる必要ができた。もし次の会社が決まっていなければもう一度お話ししませんか?」
というものでした。
ただしんどいだけの転職活動のはずが会った上で向こうから自分に興味を持っていただけて、私は素直に嬉しかった。
結果的には断りましたが、感謝の気持ちを込めてお返事させていただきました。
就職活動をしていてみなさん嬉しかった経験などあるかもしれませんが、
私にとっては初めての経験で、私自身をちゃんと見てもらえた気がしました。
真面目に頑張っていればどこかで誰かが見てくれていると思います。
しんどいこともあるでしょうが、頑張って乗り越えていきましょう(^^)
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!